塾の創業時に掲げた理想「青く澄んだ水のように」は、私個人の理想を掲げた言葉です。碧水塾の「碧水」は地球の湖や海のきれいに澄んだ水を表します。湖や海のように大きく澄んだ心を持ち、未来を見通す能力を持った人材を育てたいと思ったからです。その理想の実現には、本物を見せてあげなければならないと考えました。実験教室や自然体験は実物に触れ、自ら体験することから真実を見通す能力と創造力を養ってゆくことを目的としています。実験を通して多くの子供たちの成長を見続けてきました。個人の能力は、テストの一面的な評価でははかることができません。子供たちはあらゆる場面ですばらしい能力と可能性を発揮してくれています。科学実験を通して、ひとりひとりの能力生かしていくにはどうしたら良いかを常に問い続けています。実験教室に学ぶことで、自分の可能性を高めていって欲しいと思っています。
いろいろな価値観や目的を持った生徒さん達に対応するためには、個別で指導するしかありません。但し完全に1対1での授業はコストが高くかかってしまいます。安価でしかもひとりひとりのニーズにあった指導方法は、集団形式の個別指導です。一人の講師が数名をみる形態です。しかしこの指導方法では、同時にいろいろな学年・科目をみることになるので、指導者の個人の能力が必要です。能力の高い講師を雇うとここでまたコストが高くなってしまいます。そこで自分でやるしかありません。すべての生徒さんに責任を持つため、私個人の能力の限界が受け入れる生徒数の限界です。私個人の能力はとても小さいので、受け入れの人数はとても少数です。応援の先生も数名います。その中で個人個人に最大限の学習効果を提供できるように頑張っています。中学入試を目指す生徒も幾人か受け入れています。前段で述べているように、物の成り立ちから理解をして進んで行きたいので、とても時間のかかる学習を進めています。基礎力をつけるために、膨大な量の計算練習を自力で作りました。漢検を目指す漢字指導にも力を入れています。最後の決め手になるのは、入試に対するテクニックではなく、この基礎力です。最近の子は時間のかかる面倒くさいこのような練習をいやがります。保護者の方もすぐに成績向上につながるテクニックを教えてもらいたがるので、この指導方法は人気が無く長続きしません。我慢のできない人が増えています。指導上テクニックも教えますが、どのような場面にも対応できる基礎力の向上が目標です。そのためには面倒くさい練習をこつこつとこなしていく努力が必要です。基本姿勢の「青く澄んだ水のように」を実現できる唯一の方法です。
常に問い続けています。実験教室に学ぶことで、自分の可能性を高めていって欲しいと思っています。